個人事業主はカーリースにすると節税になる。
ネットで検索をするとこれが当たり前のように言われていますが、本当にそうでしょうか?
法人カーリースが有効なパターン
- 業務で車を使用する
- 初期費用は抑えたい
- 管理業務は外注して楽をしたい
- 今後融資を受ける予定がある
こうした場合にはカーリースがとても便利です。
法人向カーリースなら業界最大手のオリックス「オリックス マイカーリース」から選ぶのが賢いです。
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この記事の目次
ローンとカーリースを経費処理で比較
一般的に車の購入方法は3つ
- 一括購入
- ローン
- リース
個人事業だった場合でも、それぞれ経理処理は異なってきます。
それぞれどのような経理処理になるのか見ていきましょう。
一括購入の経費処理
新車の経費処理
車は固定資産扱いになりますので、6年に分けて減価償却していくというルールがあります(車の耐用年数が6年とされているため)。
車の減価償却には2つの方法が選べますが、かんたんにいうと。
- 毎年同額の経費にしたい→定額法
- とにかく目先の経費を多くしたい→定率法
図にするとこんな感じ。

参照:株式投資の育て方
中古車の経費処理
中古車の場合、車の法定耐用年数の6年に対し、経過年数が増えればその分耐用年数が短くなります。
中古車の耐用年数の算出は下記のように行います。
計算方法
中古車の場合は4年落ちが節税効果が高いです。
4年を上記の耐用年数計算式に当てはめると、2.8年になりますよね。
経理処理上1年未満の端数は切り捨てることができるので、実際の耐用年数は2年ということになります。
つまり、2年かけて減価償却をしていきます。
新車の場合と比べると、減価償却をしていく期間が大幅に短くなるので、金額のウェイトを大きくすることで節税が期待できるというわけです。
ローンの経費処理
ローンの経費処理は返済の利子は経費にすることができます。
本体代に関しては元々銀行やディーラーから借りるお金ですから、経費にすることはできません。
ローンでも経費にできるもの
- 自動車税、重量税などの税金関係
「租税公課」という勘定科目 - 自賠責保険、任意保険
「保険料」という勘定科目 - ガソリン代、洗車代、車検代などの維持費
「車両費」という勘定科目 - 駐車場代
月極駐車場なら「地代家賃」、時間貸しの場合は「旅費交通費」
カーリースの経費処理
車の所有権はリース会社にあるので固定資産として計上する必要もありません。
かつ、頭金も初期費用もほとんどかからないので、車以外の部分に資金を投入できるのも大きいメリットです。
融資を受ける場合にもカーリースは有利です。
ローンを組んでいる場合はその分だけあなたの与信枠が小さくなっているということです。
1円でも多く借りたい場合は借金となるものは排除したほうがいいですよね。
そうした意味でも、利用料(経費)扱いで借金にならないカーリースは非常に大きな味方になります。
100%業務用ならカーリースが絶対おすすめ
100%業務用に使うなら、カーリースがおすすめです。
手間なく、必要なものを効率よく手に入れることがビジネスでは大事ですよね。
カーリースなら、それができます。
ネットから契約できる
カーリースならネットから契約も納車もすべて完結できます。
見積もりもスマホ操作に慣れている方なら5分程度で依頼することができますから、無駄がありません。
初期費用がほぼかからない
カーリースの大きな特徴は頭金0円、初期費用がほぼかからず定額で利用できるところです。
もし、購入する場合。
新車でも中古車でも、手に入れようと思うとかなりまとまったお金が必要になりますよね。
しかし、業務で使うといっても他にも使いたい部分はたくさんあると思います。
そうした負担を軽減し、経営の助けになるという点でもカーリースを選ぶのは賢い選択といえますよね。
事務管理がらくらく
毎月の利用料だけを支払えば、車検もメンテナンスも最寄りの指定工場預けるだけでいいので車の維持に時間をかける必要がありません。
購入の場合に必要な維持管理
- 車両購入費用
- ローン金利(ローン購入の場合)
- 自動車税(年1回)
- 重量税(車検ごと)
- 自賠責保険(概ね車検ごと)
- 自動車任意保険(契約により月払い、年払いなど)
- 点検費用(法定点検年1回、法定費用+整備費)
- 車検費用(隔年、新車時のみ3年。法定費用+整備費)
- 駐車場代(賃借の場合、毎月)
- 燃料代(ガソリン、軽油)
- その他整備費、消耗品費用(タイヤなど)
管理の手間、購入とリースで比較
たとえば、個人保有の自動車を会社名義に変更するだけでも運輸支局での煩雑な手続きが必要になります。
カーリースにするのであれば、名義変更などもすべてリース会社が代行してくれるわけです。
よりわかりやすいよう、購入する場合とカーリースにする場合どの程度まで自分で維持・管理をしなければいけないのかを比較した表を作りましたので参考にしてください。
部門・業務名 | 業務内容 | 購入 | リース |
---|---|---|---|
総務部門 | 車種選定・起案・決済・発注 | ○ | ○ |
自動車保険の付保更新手続・期日管理 | ○ | × | |
自賠責保険の付保更新手続・期日管理 | ○ | × | |
諸税の照合・納税手続き | ○ | × | |
整備料金など、請求書のチェック業務 | ○ | × | |
車両売却、処 | ○ | × | |
財務・経理部門 | 購入資金調達 | ○ | × |
車両代金・登録諸費用の支払い、集計 | ○ | × | |
諸税、保険料、修理費などの支払い、集計 | ○ | × | |
車両固定資産計上 | ○ | × | |
減価償却及び決算事務 | ○ | × | |
固定資産除却処理 | ○ | × | |
リース料支払い | × | ○ | |
各事業所の対応 | 車両管理台帳作成 | ○ | ○ |
保管場所管理 | ○ | ○ | |
運行管理 | ○ | ○ | |
法定定期点検、継続車検などの期日管理 | ○ | × | |
整備工場との折衝 | ○ | × | |
点検・修理代チェック、伝票作成 | ○ | × | |
事故保険関係業務 | 事故報告 | ○ | ○ |
保険事故処理 | ○ | △ | |
事故車両の修理見積書の作成指示 | ○ | × | |
保険会社との折衝 | ○ | × | |
事故車両の修理手配 | ○ | × | |
保険金請求手続き | ○ | × |
(○=あなたの負担、×=リース会社が代行、△=合同対応)
カーリースの月々に含まれる費用
カーリースの利用料にはこれだけの内容が含まれています。
カーリースの月額内訳
- 車両代
- 車検代
- 重量税
- 自動車税
- 自賠責保険
- メンテナンス代
無駄な雑務をスパッと切り捨てることができ、単純な仕事道具としていつでも車を利用できるメリットは購入の場合だけじゃなく、レンタカーにもカーシェアリングにもない特徴です。
また、税金の支払い義務はリース会社にあるので、月々の利用料に含まれているとはいえ、納税通知書すら見ることがなくなるのは大きなメリットだと思います。
カーリースで損をするパターンとは
ここまでの内容では、カーリースで損をするとは思えませんよね。
ですが、今までのはあくまでも100%業務用で必要な場合に限ります。
プライベート用の場合は経費にできない
経費にできるのは事業で使う場合だけです。
もし、私用で使う気比率が高いなら担当の税理士さんと一度相談したほうがいいですね。
中途解約や利用方法によっては違約金がかかる
改造、カスタマイズはNG
基本的にカーナビなどの追加装備でも返却時は現状回復が必要になります。
小石の跳ねでできたような小さな傷であれば請求されることもありませんが、会社のステッカーや塗装をした場合は違約金を請求される場合があります。
中途解約は基本的にできない
カーリースは基本的に途中での解約ができない契約になっています。
それでもどうしても車を手放す必要が出てきた場合は、残り期間の利用料を一括で納めるなどの違約金がかかります。
トータルの支払いはローンより高くなる
カーリースはローンと比べると割高と言われます。
車のローンは車両本体代金にのみ金利がかかりますよね。
しかし、カーリースは月々の利用料に金利がかかります。
マイカーリースにはメンテナンスや車検代も月額に含まれているので、かかる金利の範囲がどうしても多くなってしまうのです。

ローンなら車両にしか金利はかかりませんから、比べると総支払額は10%ほど割高になります。
繰り返しになりますが、この10%の金利は利用料に含まれるので経費にできますし、さらに車の維持管理の必要がなくなることをどう考えるかです。
個人事業主で中古車カーリースはリスクになる
中古車でのリースは初期費用もほぼなく、月々の利用料も抑えることができるので立ち上げ当初限定として利用するのはありだと思います。
ただ、新車との差は月々5,000円〜10,000円に収まることが多く、メーカー保証も付いている新車のほうがリスク管理としては優秀です。
中古車リースの注意点
- 減価償却はできない(利用料なので経費扱い)
- メーカー保証がない場合がある(安全リスク)
- 一部のメンテナンスプランが適用外(維持管理要)
ただ、月々の利用料だけかつ、立ち上げ時の期間限定と割り切れば悪くないと思います。
乗り換えや中途解約が不可ですから、できるだけ4年以内の契約にすることをおすすめします。
重要なのはどこと契約をするか
結論、重要なのはどこと契約をするかです。
業界としてもカーリースはまだまだ新しい商品なので、中古車カーリースという商品の知識が豊富なスタッフは少ないです。
値段だけを重視して、スタッフに調子のいいことを言われて、あとでトラブルになり消費者センターやJALA(カーリースの団体)などに相談に行く人が跡を絶ちません。
そうしたトラブルに遭わないためにも、業界No.1のオリックス マイカーリースで探すことを強くおすすめします。

2019年2月の時点での管理台数137万8千台情報なのです。
(オリックスの現状_7P参照※PDFファイルです)

オリック・カーリースは法人・個人合わせた総合で1位ですが、比率が高いのは法人リースです。
申込もWEBからすることができますし、いざ申し込む際には車の状態を証明する書類も用意してくれるので安心して利用することができます。
カーリースの利用には審査があります
カーリースの利用には審査があります。
内容は特別なものではなく、ローンなどの審査とレベルは変わりません。
審査項目
- 1) 経営状況
前期決算が赤字または黒字幅が少ない(赤字になる危険性がある) - 2) 借入金残高の過剰
年商や利益に比較して借入金残高が過剰かどうか - 3) 業種
サラ金、風俗営業等はNG - 4) 過去の自己破産、債務整理歴
信用情報に自己破産および債務整理歴が記載されているか
とはいえ、文章でいくら調べても実際に審査を受けてみないことには答えは出ません。
車は必要な商売道具だと思うのであれば、まずは行動です!
すぐに見積もりと審査を受けてみることをおすすめします。
まとめ
カーリースは100%事業用途でない場合、節税効果が小さくなってしまいます。
しかし、事業で車を使う必要がある場合は維持管理の雑務をカットすることができ、より事業に集中することできます。
イチオシはオリックス・カーリースです。
なにせ業界No.1、しかも法人契約でもNo.1ですから実績が違います。
特に事業立ち上げ時はできるだけ出資を抑えたいと思いますので、車が必要だという方はぜひカーリースを検討してみてください。